【海外転職】英語の履歴書の書き方!日本語との違いやフォーマットの種類を解説

  • 英語で履歴書を書きたい
  • 日本の履歴書との違いや注意点はあるの?
  • 採用に有利な履歴書の作り方を知りたい

英語の履歴書を書きたいけど、どうやって書けばいいかわからないと思っている人は多いです。この記事では、英語の履歴書の基本知識から書き方のコツまでを解説します。日本の履歴書と英語の履歴書は、フォーマットや内容が異なります。英語の履歴書には職務経歴書の要素も含まれ、不要な情報を省くことが大切です。

記事を読めば、英語の履歴書の書き方がわかり、自信を持って応募できます。

目次

英語の履歴書の基本知識

英語の履歴書は採用担当者が最初に見る書類であり、第一印象を形成するため、求職活動において重要です。職務経歴書の要素も含み、詳細かつ具体的な情報が求められます。日本語の履歴書との違いを理解することも大切です。英語の履歴書にはいくつかのフォーマットがあり、主に以下の3つに分類されます。

  • クロノロジカルレジュメ
  • ファンクショナルレジュメ
  • コンビネーションレジュメ

英語の履歴書は全体の読みやすさを重視することが大切です。

英語の履歴書の重要性

英語の履歴書はグローバル市場での競争力を高めるために重要で、国際的な企業や外資系企業に応募する際には必須です。英語の履歴書を作成することで、英語力の証明にもなり、自分の経験やスキルを効果的に表現できます。

採用担当者に自信を持ってアピールできるようになり、異文化コミュニケーションにも対応できる柔軟性を示せます。英語は多くの企業が求める重要なスキルなので、英語の履歴書は国際的なキャリアを目指す人にとって重要です。

英語と日本語の履歴書の違い

英語と日本語の履歴書には大きな違いがあります。違いを正しく理解することで、効果的な履歴書の作成が可能です。

  • 英語の履歴書には職務経歴書の要素が含まれる
  • 不要な情報を省く
  • 書式の違いに注意する

英語の履歴書には職務経歴書の要素が含まれる

英語の履歴書には職務経歴書の要素が含まれるため、職務内容や実績を詳しく記載し、企業に具体的なスキルや経験を示します。日本語の履歴書と異なり、英語の履歴書では以下のポイントを重視することが大切です。

  • 数値やデータを用いた成果
  • 具体的な業績
  • 簡潔な職務内容の説明

職務経歴は具体的な業績や成果を強調し、数値やデータを用いて示すことが重要です。「売上を20%増加させた」や「プロジェクトを予定より2週間早く完了させた」といった具体的な成果を記載します。職務内容の説明は箇条書きで簡潔に書くことで、採用担当者が短時間で情報を把握しやすくなります。

職歴は最新順に記載し、各職務における役割や責任を明確に記載することが重要です。「チームリーダーとして5人のメンバーを管理」や「新しいマーケティング戦略を策定し実施」といった具体的な役割を記載します。

過去の職務経験がどのように現在のスキルや知識に役立ったかを説明し、どのように成長してきたかを具体的に示すことが大切です。自分の経験や実績を効果的にアピールするためには、詳細かつ具体的な情報を記載しましょう。
» 英語の職務経歴書の書き方

不要な情報を省く

英語の履歴書では、採用担当者が短時間で必要な情報を見つけやすくするために、不要な情報を省くことが重要です。具体的には、以下の情報を避けると効果的です。

  • 年齢や性別などの個人情報
  • 家族構成や詳細な住所
  • 趣味や宗教などのプライベートな情報
  • 証明写真

不要な情報を省くことで、履歴書がシンプルで読みやすくなります。

書式の違いに注意する

英語と日本語の履歴書は書式が違うので注意してください。英語の履歴書では一般的にA4サイズを使用し、フォントサイズやスタイルを統一します。見出しやサブ見出しで構成を明確にし、読みやすさを確保することが大切です。

項目ごとにスペースを設けることで、情報を一目でわかりやすくします。太字や斜体を効果的に使用することで、強調したい部分を目立たせられます。

箇条書きや番号付けを使い、読みやすさを意識しましょう。日本語と英語の履歴書の違いを理解し、それぞれの文化や慣習に適した書き方を心がけることで、効果的な履歴書を作成できます。

英語の履歴書のフォーマットの種類

英語の履歴書にはいくつかのフォーマットがあります。スキルや経験を効果的にアピールするには、適切なフォーマットを選ぶことが大切です。

  • クロノロジカルレジュメ(年代順)
  • ファンクショナルレジュメ(機能別)
  • コンビネーションレジュメ(混合型)

クロノロジカルレジュメ(年代順)

クロノロジカルレジュメは、職歴を年代順に記載するフォーマットです。職歴を最新順に記載するため、応募者のキャリアを把握しやすく、長期間の安定した職歴を持つ人に適しています。年代順に記載することで、応募者の経験やスキルをすぐに理解し、キャリアの一貫性や成長を簡単に確認できます。

職歴に記載する内容は以下のとおりです。

  • 会社名
  • 役職名
  • 勤務期間
  • 主な業務内容や成果

職歴の間に大きなギャップがないことが理想で、転職回数が少ない場合や一貫した職歴を強調したい場合に効果的です。常に最新の職歴から記載することを心がけましょう。

ファンクショナルレジュメ(機能別)

ファンクショナルレジュメ(機能別)は、スキルや能力を強調するフォーマットです。職務経験よりもスキルセットを重視し、異なる職務への応募やキャリアのギャップを隠したい場合に有効です。具体的なプロジェクトや達成事項ごとに役割と貢献度を明示することで、リーダーシップやチームワークの能力をアピールできます。

具体的には、以下のようなスキルや特技の記載が効果的です。

  • リーダーシップ
  • プロジェクト管理
  • 問題解決能力
  • コミュニケーションスキル

ファンクショナルレジュメは、自分の能力を最大限にアピールするために役立ちます。

コンビネーションレジュメ(混合型)

コンビネーションレジュメは、クロノロジカルレジュメとファンクショナルレジュメを組み合わせたフォーマットです。職務経歴とスキルの両方を記載することで、キャリアの一貫性を示しながらスキルセットのアピールも可能です。

職歴を年代順に記載し、キャリアの流れを明確にすることで、雇用者に信頼性と安定性を示せます。主要スキルを詳細に書くことで、雇用者が求めるスキルと経験を明確に伝えられます。

職歴とスキルの詳細な記載が求められるため、幅広い経験を持つ人やキャリアチェンジを考えている人におすすめです。採用担当者にとっても、応募者のスキルと経験を一目で理解しやすいメリットがあります。

英語の履歴書の書き方

採用担当者に好印象を与えるためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。英語の履歴書の主な記載項目は以下のとおりです。

  • Personal Information(個人情報)
  • Objective(希望職種)
  • Summary(経歴とスキルの要約)
  • Work Experience(職歴)
  • Education(学歴)
  • Qualifications/Skills(資格・スキル)
  • Additional Information(その他の特記事項)

Personal Information(個人情報)

個人情報は、採用担当者が応募者について基本的な情報を得るために必要です。具体的には、以下の項目が含まれます。

  • 名前
  • 住所
  • 電話番号
  • メールアドレス

名前は、採用担当者が応募者を正確に識別できるように、フルネームで正確に書きましょう。住所は、応募者の居住地を特定するために必要で、市区町村、都道府県、郵便番号を含めることが一般的です。電話番号は、海外の企業でも連絡を取りやすいように、国際電話番号形式の記載をおすすめします。

メールアドレスも必須項目で、採用担当者が連絡を取るための基本的な手段となります。任意でLinkedInプロフィールのURLや個人のウェブサイト、ポートフォリオリンクの記載も可能です。

個人情報を正確に記載することで、採用担当者が応募者を識別し、スムーズに連絡できます。正確で詳細な個人情報は、採用プロセスにおいて重要です。

Objective(希望職種)

希望職種では希望する職種を明確に示すことが重要です。具体的なキャリアゴールを記載し、応募するポジションに関連するスキルや経験をアピールします。

応募する会社のミッションやビジョンに共感していることを示し、成長意欲や長期的なキャリアプランを伝えましょう。希望職種に対する適性や情熱を表現し、採用担当者に自分の熱意を伝えることが大切です。
» 英語の自己PRの書き方
» 英語の志望動機の書き方

Summary(経歴とスキルの要約)

Summaryは、簡潔かつ明確に書くことが求められます。採用担当者は短時間で多くの履歴書を確認するため、重要な点を明確に伝えることが大切です。自分の希望職種に対する適性を示し、応募するポジションに関連するスキルや経験をアピールする必要があります。

具体的な数字や実績を含めることで信憑性が増します。自分のキャリアが応募するポジションとどのように一致するかを示すことが重要です。

応募する会社のミッションやビジョンに共感していることで、会社との適性をアピールできます。成長意欲や長期的なキャリアプランを伝えることで、向上心のアピールにもつながります。

Work Experience(職歴)

職歴は具体的な役職名や会社名、勤務期間(月/年)を明確に記載することが重要です。最新順で記載することで、採用担当者は応募者のキャリアが一目でわかります。担当した業務内容と具体的な成果を記載し、会社への貢献度を明確にすることが大切です。

書式や表現を簡潔にまとめることで、読みやすさを保ちます。応募するポジションに関連するスキルや経験を強調し、適性をアピールしましょう。

応募するポジションに関連性の高い職歴を優先し、関連性の低い経験は省略しても問題ありません。職歴に一貫性がない場合は、理由を簡潔に説明し、採用担当者の疑問を解消することが重要です。

Education(学歴)

学歴は応募者の基礎知識や専門知識の証明となり、採用担当者に強い印象を与えます。学歴の具体的な記載例は以下のとおりです。

  • 高校卒業資格:High School Diploma from [学校名], [年]
  • 学士号:Bachelor of Arts in [専攻分野] from [大学名], [年]
  • 修士号:Master of Science in [専攻分野] from [大学名], [年]
  • その他の履修科目:Additional coursework in [特定分野] at [教育機関名]
  • 取得資格:Certifications in [取得資格] from [認定機関名]

学歴を具体的でわかりやすく記載し、採用担当者に自分の強みや専門知識をアピールすることが重要です。

Qualifications/Skills(資格・スキル)

資格やスキルをアピールすることで、採用担当者に即戦力であることを証明できます。以下のような資格やスキルを持っていると、評価されることが多いです。

  • TOEICやTOEFLなどの英語能力試験のスコア
  • 特定の業界関連資格(PMP、CPA、CFA)
  • コンピューターやIT関連の資格(MicrosoftCertified、AWSCertified)
  • 外国語能力(スペイン語、フランス語)
  • 専門的なソフトウェアスキル(AdobeCreativeCloud、AutoCAD)

資格やスキルを明示することで、自分の専門知識や技術力を証明し、職務に適していることをアピールできます。マネジメントやリーダーシップ能力も評価されることが多いため、記載しておくと効果的です。

プロジェクト管理スキルや問題解決能力も、現代のビジネス環境では重要なスキルになります。資格やスキルを具体的なエピソードを交えて説明することで、説得力が増します。

チームワークや協働能力、優れたコミュニケーションスキルも大切です。どんな職場でも重宝されるため、自分の強みとしてしっかりアピールしましょう。

Additional Information (その他の特記事項)

特記事項には、以下の内容を含めると効果的です。

  • 語学力
  • ボランティア活動
  • 賞や表彰
  • インターンシップ
  • 趣味や特技
  • 専門資格や認定証
  • 海外経験
  • リーダーシップ経験
  • 業績やプロジェクト成果
  • 所属団体やクラブ活動

語学力や海外経験は、国際的な企業やポジションへの応募に有利です。ボランティア活動やリーダーシップ経験も、チームワークやリーダーシップスキルのアピールにつながります。

賞や表彰、インターンシップやプロジェクトの成果は具体的な実績として評価されやすいです。追加情報を記載することで、履歴書全体が充実し、採用担当者に強い印象を与えられます。

英語の履歴書を書く際の注意点

英語の履歴書を書く際の注意点は以下のとおりです。

  • スペルミスや文法の誤りを避ける
  • 行動動詞を使用する
  • 実績を具体的な数字で示す
  • 読みやすさを重視する

スペルミスや文法の誤りを避ける

英語の履歴書を書く際には、スペルミスや文法の誤りを避けることが重要です。ミスは応募者の誠実さや注意力に疑問を持たせます。スペルチェックツールや文法チェックツールを活用することで、自分では気づきにくいミスを見つけられます。

何度も見直し、ネイティブスピーカーに確認してもらうこともおすすめです。定期的な自己学習も欠かせません。シンプルで明確な言葉を選び、自信のある部分をアピールしましょう。

専門用語や業界用語の正確さを確認し、一貫性を保つことも重要です。対策を講じることで、スペルミスや文法の誤りを避け、よりプロフェッショナルな履歴書を作成できます。

行動動詞を使用する

行動動詞は行動や成果を明確に示すため、採用担当者に強い印象を与え、自分の能力や経験を効果的にアピールが可能です。「Achieved」や「Improved」などの動詞を使えば、自分がどのように目標を達成し、業務を改善したかを示せます。

行動動詞の使用例は以下のとおりです。

  • Achieved sales targets consistently(販売目標を常に達成)
  • Improved customer satisfaction scores by 20%(顧客満足度を20%向上)
  • Developed new marketing strategies(新しいマーケティング戦略を開発)

行動動詞を使用することで、履歴書全体が具体的でわかりやすくなり、採用担当者が応募者の経験やスキルを簡単に理解できます。

実績を具体的な数字で示す

実績を具体的な数字で示すことで成果を明確にし、信頼性を高めます。以下のように実績を示すことで、採用担当者に強い印象を与えることが可能です。

  • 営業実績:前年比25%増
  • プロジェクト管理経験:10件以上
  • コスト削減:年間20%達成
  • チームリーダーとしての経験:5年間
  • 売上高:年間1000万円超
  • 顧客満足度:95%以上維持
  • 新規顧客獲得数:月平均20名
  • トレーニング実施回数:年間50回
  • 翻訳件数:500件以上
  • 賞与獲得:3回

具体的な実績を示すことで、応募者のスキルや成果を明確に伝えられます。具体的な数字を用いることで、採用担当者に対して信頼性を高め、選考が有利に働きます。

読みやすさを重視する

採用担当者は短時間で多くの履歴書を確認するため、読みやすさを重視することが大切です。短い段落で文章を構成し、見出しや箇条書きを使って情報を整理することで、重要なポイントを目立たせられます。長い文章は避け、要点を簡潔に伝えましょう。

適切なフォントサイズや行間の設定も大切です。読みやすいフォントと十分な行間を確保することで、視覚的な負担を減らせます。

重要な情報は太字や色で強調することで、採用担当者が読みやすくなります。画像や図表を適度に挿入することで内容をわかりやすく伝えられますが、多用しすぎると逆効果なので注意が必要です。

まとめ

英語の履歴書は、グローバル企業への応募において重要です。履歴書には職務経歴書の要素が含まれており、不要な情報を省いてシンプルにすることが求められます。クロノロジカル、ファンクショナル、コンビネーションの各フォーマットの違いを理解することが大切です。

英語の履歴書への記載内容は以下のとおりです。

  • 個人情報
  • 希望職種
  • 経歴とスキルの要約
  • 職歴
  • 学歴
  • 資格・スキル
  • その他の特記事項

ミスや文法の誤りを避け、行動動詞を使用し、実績を具体的な数字で示しましょう。読みやすさを重視することで、より効果的な英語の履歴書を作成できます。
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